主な除草剤の種類 |
分 類 |
薬剤名
(発売元) |
雑草の種類 |
芝生の種類 |
特徴 |
備考 |
イネ科 |
広葉 |
日本芝 |
西洋芝 |
土壌処理型
除草剤 |
シマジン粒剤1 [CAT粒剤]
(日本農薬株式会社) |
○ |
○ |
○ |
○ |
雑草の発芽前の土壌処理で用いる。年間を通して使用できる。粒剤であるため、水の不便なところでも手軽に使用できる。 |
芝張りの直後に使用すると薬害がでやすい。
CAT(シマジン)
使用規制がとられている地域ではその規制に従って使用する。 |
シマジンフロアブル
[CAT水和剤
]
(株式会社理研グリーン) |
○ |
○ |
○ |
○ |
春期及び秋期の年2回散布が一般的。春期使用はメヒシバなどの春夏一年生雑草の防除、秋期ではスズメノカタビラなどの秋冬一年生雑草の防除が中心となります。定番の商品。 |
芝張りの直後に使用すると薬害がでやすい。
CAT(シマジン) 使用規制がとられている地域ではその規制に従って使用する。 |
接触型
除草剤 |
MCPP液剤
(丸和バイオケミカル株式会社) |
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○ |
○ |
△
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クローバーなどの生育期の広葉雑草やスギナなどに対して効果が高い。キク科雑草に対しては効果が低い。 |
周辺の植物に散布液がかかると薬害を生ずるので、注意が必要。
芝生が一時的に黄変する場合がある。
温度が低いと効果が薄れます。
降雨によって効果が薄れてしまうので、散布前に天候を確認する。 |
吸収移行型
除草剤 |
アージラン液剤
(丸和バイオケミカル株式会社) |
○ |
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○ |
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イネ科、キク科、タデ科などの様々な一年生、多年生雑草の地上部、地下部(根)まで完全に処理する、茎葉処理と土壌処理効果の2つの作用がある。 |
夏季など高温時に使用すると、一時的な黄変などの薬害が発生するので、散布する際には薬剤の濃度調整が必要。イネ科に効く、利用価値の高い除草剤だが、薬害が強く、作業が若干難しいかもしれない。 |
インプール
ドライフロアブル
[インプールDF]
(日産化学工業株式会社) |
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○ |
○ |
○ |
キク科雑草やヒメクグ、ハマスゲに対して発芽前〜生育初期で効果がある。
春処理で約3ヶ月、秋処理で4〜5ヶ月間効果が持続。手での除草では対応できない地下茎の雑草に対しても効果がある。 |
イネ科雑草に対しては効果が低いので、土壌処理型の薬剤をあわせて使う必要がある。夏季などは、黄変などの薬害が発生するので、利用を控える。利用価値の高い分、若干割高。 |