芝生も植物ですから、当然のように害虫の被害にあいます。早めに対策をとり、被害を最小限にする必要があります。
害虫対策には、薬剤の散布を行い、対象となる害虫を駆除する方法と害虫が嫌う成分を含む忌避剤などの散布を行う方法があります。前者の方がより直接的に効果があります。薬剤の散布に、どうしても抵抗のある方は、忌避を行ってください。
※薬品を扱う際には、商品の説明文を熟読した上で、安全に利用してください。
芝生に発生する害虫といえば、シバツトガやスジキリヨトウ、シバオサゾウムシなどがいます。また、コガネムシも芝生に食害をもたらします。6月〜8月ぐらいに年2〜3回ほど害虫発生のピークがあります。
害虫駆除のための、殺虫剤の散布は、肥料・農薬とは違い、時期ごとに必ず行う必要はありません。害虫の発生を確認したら、適時、薬剤の散布を行っていきます。
こんなときには、害虫の発生を疑ってください。
・小規模の変色や、
部分枯れが発生している
・芝生に白色綿のようなものが付着している
・鳥がよく芝生をつついている
殺虫剤には、液状で散布するもの(水和剤や乳剤など)がほとんどですが、中には粒状で散布できるものもあるようです。主だった芝生害虫に効果があり、効果が持続するカルホス乳剤などが一般的かと思います。芝生用の殺虫剤は、様々なメーカーから販売されており、ホームセンターなどで入手できます。
忌避剤もホームセンターなどで購入できます。天然成分のものもあるようです。忌避剤の場合、持続性が弱く、速効性もないので、日々根気よく散布を続ける必要があります。薬剤の使用に抵抗がある場合(幼児やペットのいるご家庭など)は、忌避剤を用いる手もあります。
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