芝生の庭を作るには、土壌や気候などの環境を考慮して、芝生の品種を選ぶ必要があります。
地域によって、生育に適した芝生は、暖地(東北南部〜沖縄)型と寒地(北海道・東北北部および高冷地)型に、分類できます。
また、常緑(一年中の緑の芝生)にしたいのであれば、オーバーシードも検討しましょう。
芝生は品種によって、景観や管理などが異なります。
野芝のように葉の広く、密度の粗い品種や、ベントグラスのようにこまめな管理が必要だが緻密なターフを形成する品種、フェスクのような粗放管理に適した品種など、目的や用途によって、様々な芝生の品種から、目的の芝生を見つけ出してください。 |
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景観は、寒地型の芝生が断然に緑が濃く、美しいのですが、生育・管理が難しく、家庭用としてはあまりオススメできません。中〜上級者向けの寒地型芝生を最初から試すのではなく、まずは、容易な暖地型芝生から入門してみてはいかがでしょうか?
姫高麗芝で庭にグリーンを作ったり、バミューダグラスにオーバーシードして常緑の芝生にしたりなど、楽しみ方は様々です。
景観を第一に考えるならば、ベントグラスが最も美しく緻密な芝生を作れます。
しかし、管理が非常に難しいのが難点です。
世界中で広く栽培されているブルーグラスは、生育が遅いのが難点ですが、非常に頑強なターフが形成されます。
芝生の入門として、手軽にはじめるならば、高麗芝などの暖地型芝生がオススメです。
高麗芝にも色々な種類があります。芝生の管理を楽にしたいのであれば、TM9という草丈の低い鳥取県産の品種もあります。鳥取県産の芝生は、品質が安定(DNA鑑定で検証)しており非常に良いです。高麗芝の庭にするなら、管理の容易なTM9は、選択肢の1つとして考えて損はありません。
芝生の生産量が日本一の茨城県産(つくば市)の芝生なら、他産地の芝生より安く入手することが出来るため、コストを抑えることが出来ます。品質は、値段並みといったところでしょうか?どうしてもコストを抑えたいのであれば、選択肢として茨城県産(つくば市)の芝生を検討してみるのもアリかもしれません。
常緑を目指すなら、日本芝にこだわらず、ティフトン(夏型芝)などのバミューダグラスにフェスクやライグラスなどの冬型芝をオーバーシードする方法などはいかがでしょうか?冬でも美しい緑の芝生を見ることが出来ますよ。 |